鎌倉手帳(寺社散策)

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源頼朝の参詣
〜四天王寺〜

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四天王寺


 1195年(建久6年)3月、東大寺大仏殿落慶供養に参列するため上洛した源頼朝は、四天王寺にも参詣。



東大寺
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東大寺(奈良市)
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〜源頼朝、四天王寺参詣〜

 『吾妻鏡』によると・・・

 5月20日午前6時頃、京都を出発。

 洛中は牛車で、鳥羽からは丹後局から借りた船で進み、日中に渡辺の津に到着。

 再び牛車で四天王寺に向かう。

 北条政子の牛車が並び、女官の牛車が続く。

 先陣の随兵、牛車に続く供奉人、後陣の随兵は皆騎馬。

 正午頃に四天王寺に到着。

 まずは寺門の外の念仏所に入り、続いて本尊を参拝。

 灌頂堂で待っていた別当の定恵法親王に挨拶し、重宝を拝見して宿所へ。

 その後、銀製で蒔絵が施された御剣を太子堂(聖霊院)に奉納。

 定恵法親王には、銀製の鞍を置き、組み緒を掛けた灰色に少し白い毛がまじった馬一頭が贈られ、寺中の僧侶には絹の布類が与えられた。

  ※定恵法親王は後白河法皇の皇子。








歴史めぐり源頼朝




四天王寺
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 四天王寺は聖徳太子建立の七大寺の一つ。
 鎌倉時代には、源頼朝が参詣している。











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