鎌倉手帳(寺社散策)

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三芳野神社
〜川越城の鎮守〜


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三芳野神社


 三芳野神社は、平安初期の創建と伝えられ、大宮氷川神社を勧請したとも、京都の北野天満宮を勧請したともいわれている。

 三芳野は川越の旧地名。

 太田道真・道灌父子は、河越城(川越城)を築くにあたって鎮守としたのだという。

 1624年(寛永元年)、三代将軍徳川家光の命で川越藩主酒井忠勝が川越城の鎮守として再建。

 1656年(明暦2年)には、四代将軍徳川家綱の命で川越藩主松平信綱が江戸城二の丸の東照宮本殿を移築して本殿としている。


祭神
素盞嗚尊
(すさのおのみこと)
奇稲田姫命
(くしいなだひめのみこと)

配祀
菅原道真
(すがわらのみちざね)
誉田別尊
(ほんだわけのみこと)









三芳野神社大黒社
大黒社
三芳野神社蛭子社
蛭子社

 三芳野神社の社殿と、大黒社・蛭子社は、県指定の有形文化財。

 蛭子社に額には「享保19年」の銘があるのだという。





〜「通りゃんせ」発祥の社〜

三芳野神社わらべ唄発祥
わらべ唄発祥の所

 童歌「とおりゃんせ」は、「お城の天神さま」と呼ばれていた三芳野神社の参道が舞台といわれる。

 城内にあったため、一般の人の参詣はなかなか難しかったが、それでも七五三など特定の日に時間を区切って参詣することが認められたらしく、その様子が歌われているのだとか・・・


通りゃんせ 通りゃんせ

ここはどこの細通じゃ
天神さまの細道じゃ
ちっと通して下しゃんせ
御用のないもの通しゃせぬ
この子の七つのお祝いに
お札を納めにまいります

行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ









三芳野神社
三芳野神社

川越市郭町2−25−1

東武東上線・JR川越線「川越駅東口」から、西武新宿線「本川越駅」から東武バス「上尾駅西口行き」、「埼玉医大行き」又は「川越運動公園行き」で「市役所前」下車、徒歩約5分

東武東上線・JR川越線「川越駅西口」及び西武新宿線「本川越駅」からイーグルバス「小江戸巡回バス」で「本丸御殿」下車


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