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東京都北区西ヶ原にある飛鳥山公園の南側の一角は、近代日本経済の父と呼ばれた実業家渋沢栄一の自邸があった所。 「曖依村荘」(あいいそんそう)と呼ばれた自邸は、1878年(明治11年)に別荘として建設され、1901年(明治34年)から亡くなる1931年(昭和6年)までは本邸として使用された。 住居等の主要部分は1945年(昭和20年)4月の空襲で焼失してしまったが、庭園内の「晩香盧」と「青淵文庫」は焼失を免れている。 |
空襲から奇跡的に免れた「晩香盧」と「青淵文庫」は国の重要文化財。 「晩香盧」は、渋沢栄一の喜寿を記念して贈呈された小亭で、1918年(大正7年)に竣工。 「青淵文庫」は、渋沢栄一の傘寿と子爵昇進を祝して贈呈された図書館で、1925年(大正14年)に竣工。 「青淵」は渋沢栄一の雅号。 |
青淵由来之跡 |
誠之堂 |
渋沢栄一の生誕地には、「青淵由来之跡」の石碑が建てられている。 第一銀行の保養・スポーツ施設「清和園」にあった誠之堂も渋沢栄一の喜寿を記念して建てられたもの。 |
企業設立や社会事業に功績を残した渋沢栄一は、1931年(昭和6年)11月11日死去(享年92歳)。 墓所は谷中霊園。 谷中霊園には、渋沢栄一が仕えた徳川慶喜の墓もある。 |
東京都北区西ケ原2-16-1 JR京浜東北線「王子駅」南口から徒歩6分 東京メトロ南北線「西ヶ原駅」から徒歩6分 都電荒川線「飛鳥山電停」から徒歩5分 |
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