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神奈川県小田原市栢山にある善栄寺には、二宮尊徳(金次郎)の遺髪と遺歯が埋葬されている。 1856年(安政3年)10月20日、日光神領の復興中に下野国今市村(現在の栃木県日光市)の報徳役所で亡くなった尊徳は、同地にある如来寺に葬られた。 この時、尊徳の病床に待していた実弟三郎左衛門(幼名友吉)は、尊徳の遺髪と遺歯を持って、10月26日に故郷に帰り、二宮本家の墓地に埋葬したという。 ※尊徳の母の実家があった小田原市曽我にも尊徳の遺髪塚がある。 |
二宮家の総本家は、北条早雲の時代に栢山村に移住してきたのだという。 1658年(万治元年)には、6.4ヘクタールの田を耕作する名手であったが、次第に家運が傾きはじめ、1800年(寛政12年)には絶えてしまった。 19歳の尊徳は、総本家の再興を志し、総本家の敷地内で竹を育ててこれを売り再興資金とした。 この資金をもとに田畑を買い入れ、約50年をかけて総本家を再興させたのだという。 |
小田原市栢山868 小田急線栢山駅下車 徒歩約10分 |
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