中世歴史めぐり


本家菊屋と鶯餅
豊臣秀長が作らせた
御城之口餅


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本家菊谷


 本家菊屋は、1585年(天正13年)、豊臣秀長が姫路城から郡山城に入る際に連れてきたという菓子職人・菊屋治兵衛が創業した老舗。

 ある時、豊臣秀吉(秀長の兄)をもてなす茶会に珍しい菓子を作るよう命じられた治兵衛。

 出来上がったのが、小豆あんを餅で包み、きな粉をたっぷりとまぶした一口サイズの菓子。

 菓子を献上された秀吉は大変喜び「鶯餅」(うぐいすもち)という名を授けたのだとか。



御城之口餅・鶯餅
御城之口餅
出典:農林水産省
「にっぽん伝統食図鑑」

 大和郡山の名物となった菓子は、いつのころからか、治兵衛の店が郡山城の大門から続く街の一軒目であったため「御城之口餅」(おしろのくちもち)と呼ばれるようになったらしい。




【株式会社本家菊屋】

奈良県大和郡山市柳1−11

近鉄郡山駅より徒歩5分

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大和郡山城
リンクボタン大和郡山城

 大和郡山城は、豊臣秀長が100万石の大名として入城し、豊臣政権の畿内統治の拠点となった城。



大和郡山城と豊臣秀長
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