中世歴史めぐり


伝酒井家旧蔵
駿府御城内絵図



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伝酒井家旧蔵 駿府御城内絵図


 「伝酒井家旧蔵 駿府御城内絵図」は、姫路藩酒井家に伝来したもの。

 延宝年間(1673−1681)に描かれたと推察され、駿府城の天守とそれに連なる建物の平面配置が描かれている貴重な資料。

 2025年(令和7年)に駿府城城郭図として新発見され、同年、所蔵していた山梨市の老舗時計店から静岡市が購入し、静岡市歴史博物館に収蔵されている。



駿府城
天守台発掘調査現場

 駿府城は、1585年(天正13年)に徳川家康が築いた城。

 家康は、1590年(天正18年)の小田原征伐後、関東に移封されて江戸城に移ったが、1605年(慶長10年)に将軍職を秀忠に譲ると翌年には駿府を拠点として大御所政治を執った。

 家康が駿府城に戻ると、「天下普請」(てんかぶしん)として全国の大名に大修築工事が命じられ、輪郭式で石垣を廻らせた三重の堀が造営され、本丸の北西には江戸城を凌ぐ五重七階といわれる天守が配置されたのだという。

 1635年(寛永12年)、城下の火災による延焼で、天守閣を含む城の大半の建物が焼失。

 その後、再建されることはなかった。









駿府城公園
リンクボタン駿府城公園

静岡市葵区駿府城公園1−1

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駿府城跡・久能山東照宮
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